Omniture.  An Adobe company.

OMNITURE 買収

よくある質問と回答

2009年10月26日

2009年10月23日、Adobe Systems Incorporated (Nasdaq: ADBE、アドビ システムズ社 ) は、Omnitureのすべての発行済み株式を普通株1株当たり現金21.50ドル支払うことにより取得する株式公開買付(TOB)を成功裏に完了したことを発表しました。

アドビ システムズによる Omniture買収は、希薄化後純資産約18億ドル相当の取引にて2009年10月23日に完了しました。

戦略およびビジネスの統合

Omnitureのビジネスとはどのようなものですか。
Omnitureはウェブ解析分野のリーディングカンパニーです。オムニチュアのオンラインマーケティングスイートは、広告投資とコンバージョンを最適化する業界のリーディングソリューションです。これには、オープンなビジネス解析基盤上に構築されている、集客、コンバージョン、オンライン解析およびマルチチャネル解析の各アプリケーションから構成される、包括的なソリューションが含まれます。

アドビ システムズがOmnitureを買収した理由は。
アドビ システムズの事業目標は、あらゆるユーザーの、アイデアや情報の関わり方に変革をもたらすというものです。アドビ システムズのコンテンツ制作ツールやユビキタスクライアントと、Omnitureのウェブ解析、計測、最適化テクノロジーを組み合わせることにより、すべてのデジタルコンテンツプラットフォームおよびデバイスを通じて、魅力的な体験やEコマースの未来を変革することのできるソリューションを提供することが可能になります。
コンテンツの制作から最適化まで包括的なソリューションを提供することにより、顧客に対しより高い価値を提供するだけでなく、アドビ システムズ独自のビジネスモデルを活用しながら収益および利益の成長を加速させていきます。本買収によって創出されるビジネス機会は以下のとおりです。

  • アドビ システムズは、急速に成長しているインターネット広告、Eコマース、デジタルメディア市場向けに提供するソリューションを拡大することにより、世界の解析および最適化市場において、ビジネス対象とする市場を拡大させ、成長力を大幅に向上させることになります。
  • アドビ システムズの企業向け基幹業務ソリューションをさらに拡張します。Omnitureの機能をアドビ システムズの製品に組み込むことにより、広告主、パブリッシャー、小売企業、オンラインマーケター、CMO(最高マーケティング責任者)などの顧客向けソリューションや訴求力が強化されます。
  • 四半期あたり1兆を超えるトランザクションを収集する拡張性の高いSaaS(software as a service)プラットフォーム、広範なパートナーエコシステム、契約自動更新型の収益モデルを獲得することで、アドビ システムズのビジネスはより多様化することになります。
  • Omnitureにとっては、新しい業種における市場や地域の開拓を加速させることが可能になります。アドビ システムズのブランド力およびグローバルで展開されている事業規模を活用し、現在すでにビジネスを展開している北米、北ヨーロッパ、アジアの一部に加え、その他の地域への参入を加速することができます。さらに、行政機関向けにOmnitureのソリューションを提供していくにあたり、すでにアドビ システムズが有しているビジネス基盤を活用することができます。
  • アドビ システムズおよびOmnitureは、メディア&エンターテインメント、広告会社、小売、製造、金融サービス、その他の業種における共通の顧客基盤に対し、ソリューションのクロスセル(抱き合わせ販売)が可能になります。

本買収による顧客のメリットはどのようなものですか。
消費者がオンラインに費やす時間が増えるほど、パブリッシャー、メディア企業、エンタープライズ企業などのアドビ システムズの顧客は、既存メディアからウェブへの移行を続けるでしょう。また、消費者のオンラインユーザー体験を計測、最適化し、そこから収益を生み出さなければならないというプレッシャーが高まるでしょう。アドビ システムズとOmnitureの統合により、コンテンツ制作から最適化まで包括的なソリューションの提供が可能となり、顧客のウェブへの移行をより容易にすることが可能となります。

  • アドビ システムズのCreative Suite® およびAdobe® Flash® プラットフォームは、顧客がインターネットにおける豊かなユーザー体験、コンテンツおよびアプリケーションを制作および配信できるよう支援します。

  • Omnitureの統合により、これらのユーザー体験、コンテンツ、アプリケーションの価値の計測および最適化を支援します。

その結果、アドビ システムズの顧客はさらに魅力的で関連性の高いユーザー体験、コンテンツ、アプリケーションを提供できるようになり、最終的にウェブおよびデジタルメディアへの投資効果を高めることが可能になります。

Omnitureはアドビ システムズへどのように統合されるのですか。
Omnitureはアドビ システムズ内の新しいビジネスユニット、「Omniture ビジネスユニット」となり、SaaS(software as a service)プラットフォームおよび、1)広告投資と2)コンバージョンの最適化のための、統合されたビジネス解析アプリケーション群であるオムニチュアのオンラインマーケティングスイートの提供と推進を行っていきます。アドビ システムズのその他のビジネスユニットは以下のとおりです。

  • クリエイティブソリューション ビジネスユニット- クリエイティブ プロフェッショナルからハイエンド コンシューマー向けに、Adobe Creative Suite®、Adobe Photoshop®、Photoshop® Element、Adobe InDesign®、Adobe Illustrator®、Adobe Dreamweaver®、Adobe Flash® Professional、Adobe Premiere® Pro、Adobe After Effects®などのリーディングブランドソフトウェア、およびPhotoshop.com、Scene7®のホスト型サービスなどのソリューションを提供しています。

  • ビジネスプロダクティビティ ビジネスユニット - Adobe LiveCycle®、Adobe Acrobat®、Acrobat® Connect™ Pro 、Acrobat.com などの製品を中心にエンタープライズ企業や行政機関向けにソリューションを提供しています。
  • プラットフォーム ビジネスユニット -ウェブ開発者/企業が顧客とのかかわり方を大きく改善できる製品およびソリューションの開発を実現するAdobe Flash プラットフォームの推進を行っています。Adobe Flash プラットフォームにはAdobe Flash® Player、Adobe AIR®、Adobe Flex®、Adobe Flash Builder™ 、Adobe ColdFusion®などのクライアントおよびデベロッパーテクノロジーが含まれます。
  • プリント&クラシック パブリッシングソリューション ビジネスユニット - テクニカル&ビジネスパブリッシングに関わる多様なニーズから、アドビ システムズのタイプやOEMプリンティングビジネスまでにわたるビジネス機会に対応するための製品とサービスを提供しています。

製品の統合

今後中止・廃止する予定のOmniture製品はありますか。
Omnitureが現在提供するすべての製品に関してサポートや開発を中止・廃止する予定はありません。逆に、Omnitureは既存製品の強化、また新しいテクノロジーを開発および獲得するためにより豊富なリソースを利用できるようになります。

アドビ システムズとOmnitureの統合において、重要かつ戦略的とされるポイントは。
買収の完了に伴い、アドビ システムズはウェブの現在と未来に向け、完全な比類ないソリューションを提供していくべく、製品の統合に着手します。これには以下の取り組みが含まれます。

  • Omnitureの解析および最適化ソリューションとFlashプラットフォームを統合し、Flash PlayerおよびAdobe AIRで動作する、魅力的な体験を提供するコンテンツやアプリケーションの高度な計測および容易な最適化を実現します。また、Flexフレームワークを拡張することで使いやすい解析コンポーネントを実現していきます。

  • Omnitureのソリューションと、Adobe Dreamweaver、Adobe Premiere Proおよびその他を含むCreative Suiteツールのパッケージ化された統合を構築し、デザイナーやデベロッパーに対し、ユーザー体験とコンテンツの解析および最適化を提供します。
  • Omnitureの動画解析および最適化機能を、(現在ウェブ上の75%以上の動画の配信に利用されている)Flash プラットフォーム準拠の動画と統合します。また、より優れたターゲティング、エンゲージメント、収益機会の創出に対応するという新たに生まれつつある顧客の要望に基づき、この包括的な動画機能を発展させるべく投資を継続していきます。

  • スマートフォン、インターネット接続テレビ、その他のデバイスを含むさまざまな画面で提供される ユーザー体験およびコンテンツを解析、最適化できるよう、Omniture のソリューションを統合します。
  • 解析および最適化機能が利用できるようにすることで、より完全なソリューションを顧客に対し提供できるよう、LiveCycle やScene7などその他のアドビソリューションとのパッケージ化された統合を構築します。

アドビ システムズとOmnitureの製品の統合から、どのような顧客ユースケースが考えられますか。

  • デザイナー/デベロッパー - 制作プロセスの早い段階に計測と最適化を組み込んだアプリケーションを構築することが可能になります。これにより、ユーザー中心のアプリケーションデザインにより近づくことが可能になるとともに、アプリケーションを迅速に改善して利用法、満足度、収益の創出を向上させることが可能になります。
  • パブリッシャー -所有または運営している媒体、バイラル効果により配信された、あるいはソーシャルメディア媒体、そしてすべてのインターネット対応デバイスを通じて、コンテンツ消費の計測、ユーザー体験のターゲティングと最適化が可能になります。これにより、最終的に商品在庫の価値を高めることができます。

  • 広告主 -制作ワークフローの一部としてすべてのフォーマットの広告にタグを貼ることが可能になり、さまざまなメディア種別、オンラインチャネル、デバイスを横断してユーザーエンゲージメントと効果を計測することができるようになります。より関連性の高いパーソナライズされた体験を提供することができるようになるため、サイト訪問者のエンゲージメントとコンバージョンを向上させることが可能になります。
  • Eコマースおよびマーケティングプロフェッショナル -制作プロセスの一部として、製品情報やサイト内プロモーションコンテンツに容易にタグを貼ることが可能になります。これらのビジネスでは、サイト運営者が利用可能な行動履歴情報およびその他の情報に基づき、特定のセグメントのユーザー、あるいは個別のユーザーに対しカスタマイズされたランディングページ、サイト内プロモーション、商品マーチャンダイジング、商品レコメンデーション、ショッピングカートファネルを最適化することが可能になります。

アドビ システムズ製品との統合以外では、Omniture製品におけるその他の優先事項はどのようなものですか。

  • オムニチュアのオンラインマーケティングスイートはすべての主要なウェブ規格やコンテンツ形式において、すでに最高レベルのソリューションとして提供されています。豊富なAPIとともにオープンなプラットフォームを維持していくことで、顧客およびパートナーアプリケーションとの容易な統合を実現するとともに、HTML、SWF、FLV、PDF を含む主要な規格やフォーマットの分析と最適化への投資を継続します。
  • アドビ システムズのスイート開発における経験や知識を活用しながら、現在のオムニチュアのオンラインマーケティングスイートを構成するアプリケーションの開発と統合に引き続き投資を行います。

  • オンラインマーケターに対するオムニチュアのオンラインマーケティングスイートの価値を高めることのできる、新しいオンラインマーケティングアプリケーションの構築や獲得のためのさらなる投資を行います。
  • プラットフォームおよびSaaS(software as a service)インフラストラクチャへの投資を行い、オムニチュアの顧客企業のビジネス発展に伴う信頼性や拡張性を求める顧客の要望に応えていきます。

Omnitureの買収およびOmniture関係の製品統合によって、Creative Suite 5の予定に影響はありますか。
2010年に予定されているCreative Suite の次期リリースに関し、Omnitureの買収によるスケジュールの延期は予定していません。短期的および長期的にも、製品にさらなる価値と機能を追加していきます。

製品リリースサイクル全般に関し、優先度の高い製品統合のために準備段階の計画がなされていますが、それ以外の詳細やスケジュールなどについては現在公開していません。

企業オペレーション

アドビ システムズにおいて、新しいOmnitureビジネスユニットの責任者は誰ですか。
前Omniture CEOであるジャシュ ジェイムズ(Josh James)が、新ビジネスユニット担当のシニア バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーとしてアドビ システムズに加わり、アドビ システムズの社長兼CEOであるシャンタヌ ナラヤンの直属となります。

Omnitureのコーポレートブランドはどうなりますか。
買収完了以降、Omnitureの呼称は、Omniture, An Adobe company となります。これは、移行期間におけるブランド戦略となります。実現可能およびなるべく早い段階で、Omnitureのコーポレートブランドは、アドビ システムズのコーポレートブランドに変更および完全に準拠することになります。

今後数カ月にわたり、Omniture製品に関する最適な製品ネーミング体系に関して検討する予定です。

その他のOmnitureの幹部はアドビ システムズに加わるのですか。
はい。アドビ システムズに加わるOmnitureの幹部の一部は次のとおりです。

  • クリス ハリントン(Chris Harrington) –Omnitureセールス&サービス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー
  • ブレット エラー(Brett Error) – 製品&テクノロジー担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー
  • ジョン メラー(John Mellor )–ビジネスディベロップメント担当バイスプレジデント

アドビ システムズの取締役会にはOmnitureから取締役を迎えるのですか?
いいえ。

Omnitureの買収の結果、人員削減はあったのですか。
はい、Omnitureの社員の約9%が削減されます。

どのような職種が対象となりますか。
主に削減対象となる職種は一般・事務部門です。

この買収によって、アドビ システムズ側でも人員削減はあるのですか。
Omnitureのアドビへの統合を開始し、2010年会計年度の事業計画を最終決定するにあたり、例年通り全体のリソースや組織の見直しを行い、今後の戦略や収益予想に沿ったものとする予定です。

買収前のOmnitureの従業員数は。
全世界で約1,200人です。

買収完了後のアドビ システムズの全世界の従業員数は。
2009年会計年度第3四半期終了時(2009年9月15日)の時点の全世界の従業員数は7,564人でした。2009年12月15日の第4四半期決算発表時に、最新の全従業員数を公表する予定です。

ユタ州オレムにあるOmnitureの前本社はそのまま残るのですか?
はい。アドビ システムズの新しいOmnitureビジネスユニットは、ユタ州オレムにあるOmnitureの前本社を中心拠点とする予定です。

いくつかの都市や地域においては、アドビ システムズとOmnitureの両方がビジネスを行っています。オフィスや施設の閉鎖はあるのですか。
統合のプロセスを通じて、従業員採用計画や顧客の場所を考慮し、オフィスの統合が適切な可能性がある場所を検討する予定です。本日(2009年10月26日)時点においては、公表している情報はありません。

顧客およびパートナーサポート

既存のOmniture顧客サポート契約は引き継がれるのですか。
アドビ システムズは、全ての既存顧客に関するOmnitureの既存契約における契約条件を引き継ぐ予定です。現時点では、本買収完了に際し、Omnitureのサポート方針やお客様に対し合意されたサービスレベルに関して変更はありません。テクニカルサポートは、現在のサポート期間が満了するまでの間、Omnitureサービス契約記載の条件に従って継続されます。アドビ システムズのビジネス方針によって、契約に関わる変更事項が生じた場合には、顧客に対して迅速にお知らせします。

営業担当チームの変更があった場合には、顧客はどのように知ることができますか。
私たちは買収完了に伴うスムーズな移行をお客様にお約束します。顧客担当のアカウントチームに変更が生じる場合には、お客様にお知らせします。現在、大きな変更は予定していません。

Omnitureの顧客は、製品サポートに関しどの窓口に問い合わせればよいですか。
お客様は引き続きこれまでと同様の窓口にご連絡ください。

買収取引および財務情報

買収はいつ完了しましたか。
買収取引は、2009年10月23日に完了しました。

買収条件はどのようなものですか。
アドビ システムズおよびOmnitureの買収関連プレスリリースをご参照ください。

  • アドビ システムズ社、Omnitureを買収へ

http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pressreleases/pdfs/200909/091509AdobetoAcquireOmniture.pdf (英語)
http://www.omniture.com/press/778 (日本語)

  • アドビ システムズ社、Omnitureの株式公開買付を開始

http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200909/092409AdobeCommencesTenderOfferforOmniture.html (英語)

  • アドビ システムズ社、Omnitureの株式公開買付を成功裏に完了

http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pressreleases/pdfs/200910/102309AdobeCompletesTenderOfferforOmnitureShares.pdf (英語)

Nasdaqに上場しているOmnitureの普通株はどうなりますか。
ティッカーシンボルOMTRでNasdaq Global Select Market にこれまで上場していたOmnitureの普通株は、買収完了に際し取引停止となりました。

アドビ システムズは、両社の統合後の財務上の目標をいつ発表しますか。
現時点では、財務目標に関する追加および更新情報は提供していません。アドビ システムズの2009会計年度第4四半期に関しては、2009年12月15日の決算発表において、アドビ システムズとOmnitureのビジネスを統合した情報を報告する予定です。この第4四半期の決算発表の一部として、アドビ システムズの第4四半期の決算に短期間のみ寄与している、Omniture単体のビジネスに関連する財務情報の詳細を公表する予定です。

アドビ システムズの会計年度は。
アドビ システムズの2009年会計年度は、2009年11月27日で終了します。

この「よくある質問と回答」には、将来予測に関する記述が含まれています。これには、将来の製品に関する計画および統合に関する記述が含まれますが、リスクおよび不確実性を含み、予想や表明と実際の結果が大きく異なる場合があります。これらおよびその他のリスク、不確実性に関しては、アドビ システムズがSECに提出した資料を参照してください。アドビ システムズは、将来予測に関する記述を更新する義務を負うものではありません。

AdobeならびにAdobeロゴ、Acrobat、Acrobat Connect Pro、Adobe AIR、After Effects、ColdFusion、Creative Suite、Dreamweaver、Flash Flash Builder、Flash Platform、Flex、Illustrator、InDesign、LiveCycle、Omniture Online Marketing Suite、Photoshop、Premier Pro、Scene7は、Adobe Systems Incorporatedの米国またはその他の国における登録商標または商標です。その他の商標はいずれもそれぞれの所有権者の資産です。

© 2009 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved.